語り手: 店主 / 深浦 哲也
店は、横浜のすぐ隣のエリアにある東白楽。深浦哲也さんと理恵さんが二人三脚で営む。哲也さんは、カフェシュクレやVERVE COFFEE ROASTERSでバリスタとして約9年間腕を磨き、2018年にはジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ(JHDC)で優勝。退社してからは、独学で焙煎を積み重ねてきた。「焙煎は、甘味や苦味の出方など抽出とリンクする部分があるので、抽出の理論を基に焙煎に生かしています。日常のコーヒーを提供したくて、尖らずに万人うけする飲みやすくて甘みのある焙煎を心がけてます」。
人気の理由は、なんといってもコーヒーと焼き菓子のペアリング体験だ。繊細な抽出によって引き出したコーヒーの魅力は、相性の良いスイーツとともに味わうことで、さらに引き立つ。バリスタとして約12年、焼き菓子の製造などにも携わった経験がある理恵さんは「コーヒーの邪魔をしないよう甘すぎない味わいが特徴です。季節のフルーツや日常のものに、スパイスをひとひねり加えています」。
表の立て看板には〈お子様連れ大歓迎〉と貼られた札が。「お子様連れでも入りやすいようベビーカーが入れるように広いスペースを設けています。自分が行きたいと思える場所、『あったらいいな』を形にしています」。誰もが気軽に時間を過ごせる、居心地の良さが魅力。
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