語り手: 店主 / 関口 勝久
持続可能なコーヒーと自家製スイーツで、日常に彩りを
「ロースターとしていかにサステナブルに近づけるか、真摯に考えながら買い付けを行っています」。そう語るのは、千葉県高柳駅から徒歩2分の場所にある〈ease coffee〉の店主・関口勝久さん。コーヒーを選ぶ際に重視するのは、サステナビリティと、日常の中で自然と手に取れるコーヒーであること。だからこそ、仕入れる豆は環境負荷や生産者の労働環境を考慮しながらも、味わいのバランスが取れたものを厳選。焙煎では、それぞれの豆の個性を引き出しながらも「なるべくホームブリューでも抽出しやすく、甘さがあり、最後まで飲み疲れないこと」を目指し、日々調整を重ねている。
また、競技会を自己研鑽の場と捉え、独学で培ったスキルを磨き続けている。「競技会に参加したのは、自分に必要だと感じたからです。スキルの向上と確認、そして競い合うことが好きなので、本当にいい経験になりました」。PCRC2024ゲイシャ部門やROASTING WINNER CUP National -Geisha 部門-のファイナリストとして名を連ね、トップロットの体験から得た知見を日々の店舗運営に反映。「そこで得た知識や技術は、様々な抽出器具やデバイスの選定、魅力を多角的に伝えるよう努力に活かされています」と語り、訪れる人々に新たな発見と豊かな時間を提供している。
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