観光地としても多くの人が訪れる川越を中心に5店舗を展開し、ファンを増やしているglin coffee。深煎り文化が根付くエリアにあって「スペシャルティコーヒーの入り口になれれば」と、焙煎を担当する星野翔さんは浅煎りコーヒーにも力を注ぐ。個性よりも「誰でも飲みやすいよう味わいのポイントを広く、簡単に美味しく淹れられるような焙煎」を重要視。やさしい酸味と甘さを引き出すことを意識して、飲み疲れないコーヒーを目指している。

幅広い方に楽しんでもらえるよう、店舗ごとにコンセプトを変えたスイーツも人気だ。「焙煎所は非日常を、駅に近い店舗は普段使いできることをテーマにしています」。多彩なアレンジコーヒーやあげパンなどのペアリングも含めて、コーヒーの新たな楽しみを広げている。