語り手: 焙煎士/中村 佳太
大山崎町の風土と自然に惹かれ、東京から移住してきた中村さん夫妻。卸しの配達やオンラインストアの発送作業のため、オープンは木土曜日の週2日だけ。それでも近隣の方はもちろん、遠方から訪れるファンも多い。2019年から使われてる3代目となる焙煎機は、軽井沢のカワンルマーが手掛ける完全熱風式のGRN3kg釜。「熱風式だと弱火でじっくり焼くことにより、苦味も酸味もマイルドになります」と中村佳太さん。浅煎りで20分、深煎りだと30分ほどじっくり時間かける低温焙煎。豆売り専門ということもあり、淹れ方に縛られない味わいになるということも理由の一つ。「個性を際立たせるより、どんな淹れ方をしてもしっかり味が出ることを意識しています」。洞窟をイメージしたという、存在感を放つ大きな岩もまた見どころのひとつ。
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