語り手: 代表/青山 高志
下関駅から車で15分。国道を北上すると、CRAFTSMAN COFFEE ROASTERSが入居するコンクリート打ちっぱなしの建物が見えてくる。スペシャルティを扱うロースタリーカフェとして、下関の新たなコーヒーシーンを開拓した一軒だ。店舗アドバイザーとして2016年から参加した青山高志さん。翌年経営に加わるために、下関に移住した。昔ながらの苦味のあるコーヒーが定着しているこの地で、生豆のポテンシャルを活かす中煎りをメインとし、新たなファンを獲得してきた。「CRAFTSMANでは、〈コーヒーのこだわりの追求〉と〈下関という街で豊かな暮らしを創造すること〉のバランスを常に意識しています。どちらかに偏ると、自己満足に陥ってしまい、お客様や市民の求めるものとのずれが生じてしまうからです」と青山さん。そのバランスをとるのは、会社の最大の強みであるスタッフだと語る。「バックグラウンドや役割などはそれぞれ違えど、スタッフのみんなが主役となり、お客様から愛され、地域に必要とされるお店を目指しています」。