熊本・江津湖のほとりにオープンした焙煎所兼カフェは、市街地にある下通店に続く2店舗目。焙煎を担当するのは、2023年のCOFFEE COLLECTION Natural部門で優勝の経歴をもつ勝本宏達さん。「9年ほどコーヒーに携わっていますが、焙煎はまだ4年目。大会に出場すれば客観的な評価がわかるので、積極的に参加していきたいと考えています。大会で評価される味を目指しているわけではないのですが、競技のための味に調整していく作業は普段の焙煎に活きてきます」。豆の種類は、競技会で使用されるトップロットから、スペシャルティコーヒーが浸透していない土地柄に合わせ、デイリーな豆も多く揃える。「飲みやすく、伝わりやすい風味特性を持つ豆を、フレーバーと甘さを最大限に出すように焙煎しています。苦いコーヒーが好きという方も多いので、浅煎りも飲みやすくて美味しいと思ってもらえるようにセレクトしています」と勝本さん。江津湖の店舗では、話題の抽出器具PARAGON(パラゴン)を使用した抽出にも注目したい。