語り手: 代表/高松 美恵子
織物の産地として歴史のある桐生に店を構える伊東屋珈琲の2号店は、繊維試験場を改装したギャラリー併設のロースタリーだ。味に敏感なこのエリアならではの強みを、代表の高松美恵子さんは「こだわりの店を選んで利用している方が多いので、美味しいお料理を提供される個人店が多く残っています」と話す。生産国からの原料調達や素材の選定にも細心の注意を払い、コーヒーの追求に余念のない努力にグルメな地元っ子や同業からの評価も高い。「買い付けに際してのカッピング能力、焙煎技術の構築、販売している製品の品質の見極め、これらが非常に重要と肝に命じています」。本店とファクトリーのキッチンで作られる自家製スイーツも種類が豊富なので、相性のいいコーヒーを選んで一緒に楽しみたい。