語り手: オーナーロースター/林 大樹
清澄白河の先駆者が追い求める、アジア豆の可能性
清澄白河のコーヒーシーンを語るうえで、〈ARiSE COFFEE ROASTERS〉の存在は欠かせない。2013年のオープン以来、地元の常連はもちろん、海外のコーヒーラバーからも熱く支持され続けている。オーナーの林大樹さんは、神戸の老舗〈山下コーヒー〉で10年間焙煎に携わり、その後The Cream of the Crop Coffeeの立ち上げにも参加した実力派。店のシンボルともいえるフジローヤルの10kg釜は、なんと富士珈機の会長の私物だったもの。「譲っていただいたときは、本当に興奮しましたよ」。
店頭にはドミニカ、ミャンマー、ベトナムなど、アジアのシングルオリジンがずらり。「アジアのコーヒーはまだまだ過小評価されがちですが、実はすごいポテンシャルを秘めています。技術革新も進み、パナマやエチオピアにも匹敵する豆がどんどん出てきています」。独自ルートで仕入れた希少な豆との出会いも、この店を訪れる楽しみのひとつだ。新しい味の可能性を追い求め続ける焙煎士と、唯一無二のコーヒーに出会える場所。
ARiSE COFFEE PATTANA
- 住所
- 東京都江東区三好3-7-2 tokyo bike
- 営業時間
- 8:00~15:30
- 定休日
- 月曜日
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