千駄ヶ谷で2010年3月にオープンしたコーヒースタンドに始まり、今では3店舗を展開するBE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK。コーヒースタンドを根付かせたパイオニア的存在で、ここでスペシャルティコーヒーに興味をもった人は多い。当初は焙煎豆を仕入れていたが、自分たちで手掛けた豆をサーブしたいとの思いから、2019年に自家焙煎をスタート。2023年1月には、それまで焙煎所兼焼菓子の製造所としていた工房を、コーヒースタンドとしても利用できるようリニューアル。「千駄ヶ谷店も焙煎所も周りに企業が多数あるので、平日は近所に勤める方々が休憩時間やお昼休みに来られます。毎日のルーティンとして通われる方が多いので、気兼ねなく毎日飲めるようなコーヒーを揃えています。私も普段からデイリーな豆を好んで飲んでいるので」と、ロースターの池田雅哉さん。スタンダードなものを揃えるコーヒーに、派手さは求めていない。リラックスした時に、ふと素材の素晴らしさに気づいてくれるような味わいを目指す。