2019年、わずか23歳で「All for green すべては自然のために」を掲げた〈KIELO COFFEE〉を立ち上げた吉池弘樹さん。2号店の〈Be green by KIELO COFFEE〉は、コーヒーとヴィーガンを軸に、サステナブルなライフスタイルを提案するロースタリーカフェだ。コロナ禍を通じて「地球に正しくない活動は続かない」と実感し、原材料や資材選びにおいても未来の自然を守る視点を徹底。カフェ全体に地球への配慮が行き届いた取り組みが息づいている。

ユニークな個性を持つコーヒー豆を扱い、科学的アプローチで焙煎プロファイルを設計する姿勢も特徴的だ。「焙煎はサイエンスとアートの融合」と語る吉池さんは、コーヒーに対する固定概念を覆したいと考えている。「コーヒーは苦いものではない」。そう語る一杯には、持続可能な未来を目指す信念が込められている。美味しさと正しさの両立を実現する場所として、新たな価値観を発信している。