語り手: 代表/平村潤雨
中米のコーヒー産地を巡り、生産者との関係を築いてきた平村潤雨さん。豆のポテンシャルを最大限に引き出しながら凝縮感のある味を追求するため、焙煎ではシティローストを基本とし、豆ごとに熱量を見極めて限界を攻める。「産地ごとの特徴を活かしつつ、濃密な味わいに仕上げることが目標」と語る一杯には、生産地へのリスペクトと焙煎への鋭い感性が宿る。
2020年のリニューアルを機に、店舗にはコーヒーラボラトリーが併設された。ここは「コーヒー寺子屋」として、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに応じた学びや実験ができる場所だ。情報交換や検証会が気軽に行われ、コーヒー愛好家がつながる拠点として、平村さんが描く「コーヒーを通じた共有と成長」の場となっている。
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