語り手: 店主/太田原 一隆
建材屋から生まれ変わった空間で味わう、特別な一杯
〈丸山珈琲〉で腕を磨いた太田原一隆さんは、「スペシャルティコーヒーの美味しさや魅力を多くの人に伝えたい」という思いから、2005年に下北沢で〈喫茶ミケネコ舎〉を開業。その後、移転を機に〈COFFEA EXLIBRIS〉へ改名し、2015年には東府中で建材屋を改装して現在の店舗をオープンした。店名やスタイルは変わっても、常に「コーヒーを通じて人々の生活を豊かにしたい」という理念は一貫している。
焙煎度合いは浅煎りから深煎りまで幅広く対応しており、豆の個性を最大限に引き出すことに注力している。店内で飲むコーヒーは、豆本来の味わいを楽しめるよう、主にコーヒープレスで抽出される。また、コーヒーに合う自家製スイーツも提供しており、「イチゴとゆで小豆のロールケーキ」は、ふわふわの生地にほどよい甘さのクリームと甘酸っぱいイチゴ、小豆が絶妙にマッチした一品。
これまでに40以上の農園を訪れ、生産現場で得た知見を活かして、全国の仲間たちと共同でコーヒー豆を直接仕入れるプロジェクトを始動。「小規模ロースターがマイクロロットの美味しいコーヒーを届けられるよう、生産者と直接つながる新しいモデルを構築したい」と取り組む姿勢が光る。素材へのこだわりと生産地への深い敬意が、コーヒーの新たな可能性を切り開いている。
下北沢
- 住所
- 東京都世田谷区代沢5-8-16
- 営業時間
- 11:00〜19:00
- 定休日
- 火曜日
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