語り手: 代表/伊藤 篤臣
「フルーツやお茶のようなフレーバーが感じられるライトローストコーヒーに衝撃を受けたのが始まりです」と語るのは、創業者の伊藤篤臣さん。台湾・阿里山の農園で出会ったライトローストのコーヒーに感銘を受け、すぐに台湾に渡りロースタリーを立ち上げた。情熱を原動力に、台湾で4店舗、香港で1店舗を展開するまでに成長を遂げ、さらに帰国後は京都で店舗を構えるなど、挑戦の連続を乗り越えてきた。
代名詞ともいえる阿里山産の高品質な生豆は、伊藤さん自ら農家と直接取引を行い、常に新鮮な状態を確保している。「フィルター用のコーヒーは最高のものだけを提供したい」というこだわりを体現し、焙煎は豆のポテンシャルを最大限に引き出す浅煎りが中心。その洗練された技術が生む味わいは特別だ。台湾での経験を活かしつつ、新たな土地でさらなる高みを目指すその姿勢。一杯には、これまでの旅路と、コーヒーへの深い情熱が凝縮されている。
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