語り手: 店主/実 豪介
神戸出身の実豪介さんは、上京後にカフェレストランで働きながら、自家焙煎店の手伝いをして焙煎を学んだ。「焙煎がしたくて、神奈川にあるブタ釜を使ってる自家焙煎店で働かせてもらって。クラフトマンシップに惹かれるんです。そこからイベントにも誘われるようになって出店するうちに、卸先まで決まって」。特にこだわるのは、深煎りの苦い珈琲だ。「自分のコーヒーは好きな音楽に合うかどうか。ジャズ、ソウル、カントリー、自分が好きな音楽を聴きながら飲むコーヒーが好きなんです。レコードを買う時も自分のコーヒーに合うかで決めます」。お気に入りの曲を脳内リフレインして深煎りコーヒーを味わうのも面白い。