語り手: 施設管理者/高石 快風
障がいを持つ焙煎士やバリスタが活躍するロースタリーカフェ併設の福祉施設。ブラジル、エチオピア、コロンビアの3種類を配合した「ソーシャルグッドブレンド」は、驚くほどクリアで華やかな味わいが特徴だ。「欠点豆をしっかり取り除く工程に、通常の何倍もの手間をかけています。この工程に通常の何倍もの手間をかけることで、雑味のないクリアな味わいに仕上がります」と施設管理者の高石 快風さんが語るように、雑味のない仕上がりには丹念な作業が欠かせない。
ここでは、障がいの有無に関わらず誰もが焙煎や抽出に携わり、コーヒーの味わいも全員で決めるスタイルを採用。豆の選別からハンドドリップに至るまで、愛情と手間を惜しまない。福祉施設という特性を生かし、多くの人の手を経て生まれる特別な一杯が、訪れる人々を魅了している。
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