語り手: 店主/早川 耕太
イタリアンバールでエスプレッソを学び、老舗喫茶〈十一房珈琲店〉で焙煎と抽出の技術を磨いた早川耕太さん。異なるスタイルの現場で8年を過ごした経験から、「カウンター越しの会話と、そこから生まれる人とのつながりが何よりも大切」と気づいたという。その哲学を体現するように、店内ではコーヒーを片手にお客同士が楽しげに交流する光景が日常的に広がっている。
提供されるコーヒーは、オリジナルブレンドに加え、季節ごとにセレクトされる7種類のシングルオリジン。トレンドに迎合せず、毎日飲める味わいを追求したバランスの良さが魅力だ。「地域の人々がふらりと立ち寄れる、生活の一部のような存在でありたい」。その温かい思いが、常連客が絶えない理由のひとつだろう。
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