語り手: 店主/乾 智彦
〈堀口珈琲〉で6年間焙煎を学んだ乾智彦さんが手掛けるコーヒーは、深煎りの極みを目指して作られている。「しっかりとしたコクを残し、深くても苦味がなく、後味がクリーンであること」を心掛け、コクや甘みを大事にしたバランスの取れた味わいが特徴だ。生豆選びにもこだわり、深煎りでも個性がしっかりと残るボディのある豆を厳選。「ライフスタイルに合わせて朝、昼、晩に合うように揃えました」という3種のブレンドは、近隣の住人からも愛されている。
乾さんが目指すのは、毎日飲めるスタンダードなコーヒーだが、そのスタンダードに妥協はない。「無難ではなく最高を目指して作る」という姿勢が、味わいに反映されており、日常的に楽しめる一杯ながらも、深煎りならではの豊かな風味が楽しめる。
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