パティシエとして腕を磨いてきた店主の森田晴香さん。「自分達が考えるスペシャルティコーヒーの魅力をたくさんの方々に感じてもらえるように」と、大阪・心斎橋のル プルミエ カフェで経験を積み、独立。2020年のジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ(JHDC)決勝進出を皮切りに、さまざまな競技会において好成績を収めてきた、味に自信ありの実力派ロースタリーだ。「競技会はコーヒーと向き合う時間を与えてくれます。コーヒーに真摯に向き合っている素晴らしい方々との出会いも多く、勉強にもなり自分達の成長にもつながっています」と振り返る。一緒に店を切り盛りする柳浩明さんは「ジャッジのフィードバックから足りないものを補える方法や焙煎の理論を整理して、仮説を立て焙煎。カッピング、抽出を繰り返して味作りをします。 コーヒーを多角的に捉える事ができるのは、和洋菓子のつくり手としての経験もいきていると思います」と、森田さんについて語る。コーヒーに合うスイーツも人気。その一つが、看板メニューでもある大人の贅沢パフェ。「オープン時はコーヒーと簡単なスイーツからスタートしたのですが、目玉になるようなものをと旬のフルーツを使ったパフェを展開しました。きっかけとして来店してもらえるようになれば」。コーヒーを探求し続ける、森田さんと柳さんの挑戦から目が話せない。