珈琲焙煎所 旅の音タビノネ
京都・元田中
1960年代に建てられた美術学校をリノベーションした複合施設の一角に店を構えるロースタリー。市街地から離れた住宅地の中にあるお店には、「旅するような気持ちで来てもらいたい」という思いが込められている。店主の北辺佑智さんが大切にしているのは「産地に頻繁に訪れて、農家さんのストーリーを一緒に届けること」。生産地と消費者の架け橋であり続けたいと、ミャンマーや台湾の農園に足を運び、アフリカや中米、アジアを中心とした生豆の取り扱いも行なっている。「コーヒーの美味しさ、関わる人の想いやストーリーを伝えながら、今後も豊かなコミュニティを作るチャレンジをしていきたいです」と語る北辺さん。2019年タバコ屋に扮した一坪ほどのコーヒーショップ「MAMEBACO」をオープン、さらには毎月不定期に開催されるコーヒースクールなど、あらゆる活動に意欲的な”旅の音”に今後も注目したい。